『ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵 レオナルド・ダ・ヴィンチ展−天才の肖像』東京都美術館

アンブロジアーナ図書館は、枢機卿フェデリーコ・ボッローメオによって1607年にミラノに設立された。
ここには、レオナルド・ダ・ヴィンチによる絵画や手稿(メモ)が残されている。


この美術展では、自分が「メモ」をとても重視しており、絵画もさることながらダ・ヴィンチが自らの発想をどうメモとして残したのかに注目した。

ダ・ヴィンチのメモは、物の造形やデッサンを配して言葉を記すもので、内容は分からないのだが、細かな字で文章や数式がびっしりと記載されている。印象としては、ある程度何度も試行したのちにまとめたメモのように見受けられた。つまりは設計図に近いものである。