映画『アンダルシア 女神の報復』監督:西谷弘、2011年

タックスヘイブンの小国アンドラ投資銀行で行われているマネーロンダリングの摘発をめぐり、外交の世界と犯罪捜査の面で展開されるサスペンスドラマ。

映画の舞台は、パリの街角、雪のアンドラ、陽光のバルセロナコントラストが際立っていた。外交官黒田のスマートな活躍ぶりもさることながら、現地の音や情景を巧みに盛り込んでおり、一つひとつの小道具の取り扱いなども含め、舞台としてのヨーロッパが伝わってくる作品に仕上がっていた。